図書館リアイベSE03愛の果実を得る為に

カカオ捜索大探検

チャットイベント「カカオ捜索大探検」について(1月31~2月2日開催)
20/3/25

 カカオの木の自生地を、なんとか見つけ出す――それが、カカオ確保の最善の方法だ。
 しかし、その手掛かりは乏しい。どうやらサンドラの奥、南の方面と思われるが、そこは完全に未開の地。闇雲に探すには、広大すぎるし危険すぎる。
 だがドゥルキス氏はハウンドに、ある物を託す。それは、カカオの実を錬金術で魔道具化したもので、「その故郷」すなわちその実が生まれた木へと導く、通称カカオセンサーなる代物だ。これを頼りに進めば、確かに、カカオの木に辿り着くはずだ。
 だが、それでもなお、道のりは平坦とは言えなかった‥‥
 カカオセンサーに導かれ、ハウンド一行はまず、サンドラの大河をひらすら遡上した。その旅程自体は、それほど困難を伴わず、着いた先にムーンポータルの出口を設置することもできた。
 だが、いよいよ川を離れ、山を目指さねばならない。おそらく一山は越えなければならないだろう。ここからは、コモンにとって完全に未開の地。何が待ち受けているかわからない。
 できれば、カカオの自生地まで。それが無理でも、行けるところまで調査し、ムーンポータルの設置を――ハウンドの冒険が始まる。

[本イベントについて]
 「愛の果実を得る為に」用特設チャット(ログはこちら)を用いて行なう、無料で誰でも楽しめるダイス&ロールイベントです。
 開催期間は1月31日~2月2日の3日間です。
 各日、1キャラあたり1回、ダイスを振ることができます。ダイス目の合計が高いほど、よい結果を残せたことになります。3日間合計の目標値は4000であり、多ければ多いほどさらに良い結果となっていきます。
 ダイスは、チャット発言欄に、半角で[d100]と入力することで振ることができます。ミッション内容に合わせたロールプレイ(何をするか)を宣言し、続いてダイスを振り、ダイス目に応じたロールプレイをするのが一連の流れです(ロールプレイは省略されても、ダイス目はカウントされます)。各日毎にミッション内容が違いますので、下記をよく読みロールプレイしてください。
 チャットイベントは終了後、報告書(リプレイ)にまとめられます。
 皆でダイスと発言を行い、ワイワイガヤガヤ、探検に挑みましょう。

・1月31日のミッション:道無き道を往け
 険しい坂、切り立った崖、長い長い谷、深く生い茂った森‥‥
 大自然は、コモンの行く手を悠々と阻んでいた。
 これらの障害を、率先して切り拓き、あるいは仲間を助け、新たなるカカオロードを生み出そう。あ、休息のためのキャンプ設営も大事です。
・2月1日のミッション:野生の魔物を退けよ
 ゴリラ、ライオン、チーター、ジラフ(キリン)、エレファント、その他諸々‥‥
 さすがはサンドラ、野生動物も大きく、危険だ。草食動物でさえ、テリトリーを侵されれば容赦なく襲いかかってくる。
 これらの脅威を退け、なんなら食料の足しにしよう。料理も歓迎!
・2月2日のミッション:未知の部族と対話せよ
 山で、平地で、屈強なコモンらと遭遇する。黒い肌の者が多く、ヒューマンやフィルボルグス、ケットシーが多いようだ。
 コモン語は通じるが、しかし、彼らはハウンドの存在も知らないし、好戦的な者が多い。いざこざは避けられない。
 しかし、今後もここがカカオロードとなることを考えると、しこりを残すような対応は避けたいものだ。怒り、怯え、威嚇する彼らと、友好的な関係を築けるか。
20/3/25

リプレイ「そうして我々は数々の困難を」

 カカオへの道。それは、我々の予想を遥かに超える、数々の困難が待ち受けていたのであった‥‥

[ミッション1:道無き道を往け]
 ハウンドの前に立ちはだかる、密林、川、崖、谷。
「俺は行くぜ、俺は行くぜ」
 シーザー・ハスキーヌ(da0929)はがむしゃらに突き進んだ――すると、天を見上げるアンカ・ダエジフ(da1743)を発見した。
「ん、どうした?」
「み、道に迷った、なんて‥‥ダークエルフの私が言えるワケないのですよ」
「じゃあ、俺が言ってやるぜ。俺たちは完全に迷ったぜ」
 もはやこれまで、2人は密林で果ててしまうのか、はたまた知能が退化して謎の野人と化してしまうのか‥‥と、そこへガサガサっとセイ・ローガン(da1834)が分け入ってきて。
「あーやっぱり迷ってたのかい。ほら、ここを野営地にするから泣くんじゃないよ」
 などという次第で、とりあえず脱落者を出さずに済むカカオ探検隊なのだった。
 翌日。
「険しい道も飛んですいすいぴゅーんですのー!」
 レネット(da0035)は羽を活かしてルートを見つけ、皆に伝える。
「大丈夫、まだまだいけるよ!」
 リザ・アレクサンデル(da0911)は元気にキャンプ地を発つ。
「だが彼はまだ、本当の困難がこの先に待ち受けていることなど、知るよしもないのであった」
 と、リザの背後でベドウィール・ブランウェン(da1124)がぶつぶつ言っていたが、それは冗談ではなく、本当なのであった。

[ミッション2:野生の魔物を退けよ]
 おなかを空かせたチャウ(da1836)は、ヌボーっとしたおとなしそうな動物を見つけると、ゆっくり近づいて。
「ご飯になりそうなのみーつけた! デス!」
 が、魔法は効かず。しかもそいつはハイエナで、突然に牙を剥き出すや、チャウへ向かって跳びかかった。
「わー!?」
 逃げる先には――コニー・バイン(da0737)。それが突進するハイエナを一撃し、追い払う。
「やれやれ、もう大丈‥‥ぶっ」
 振り返るとすでにチャウはおらず(さっさと逃げた)、そこには巨大なゴリラが。ゴリラはおもむろにコニーを肩に担ぎ上げ、そのままウホウホと駆け出した。
「あーれー、おたすけー!?」
「あっ、助けなきゃ!」
 ドール・ジョーカー(da1041)がグリーヴァテッセンを投げつけると、見事に頭にヒット。するとゴリラはコニーを担いだまま、グルリと振り向き、ショウ・ジョーカー(da0595)に向かってグオオと歯を剥き出した。
「ってまじかよ、俺じゃないってば!」
 やばい、と逃げ出すショウ(ドールはさっさと逃げた)。そこへベル・キシニア(da1364)が駆けつけ、剣を抜くと。
「凶暴な野生動物‥‥これは楽しめそうだな!」
 そのままゴリラに対し、刺しては避け、刺しては避けの激戦を仕掛けた!
「うひゃあああ」
 コニーはまだ担がれたままだ!
 やがて血まみれとなったゴリラは、劣勢を悟ると、肩のコニーをそーっと下ろし、ベルに差し出すと、よろよろと逃げていった。
「‥‥どういうことだ?」
「たぶん、そんなに欲しいなら差し上げます、って意味だと思うんだけど‥‥べ、別に要らないよね‥‥?」
 コニーがそう聞くと、ベルは不敵に笑って、「考えとく」と答えた。
 とまあ、野生動物との戦いは、なかなか一筋縄とはいかず、ハウンドらを楽しませつつも、じりじりとその力や物資や時間を消耗させていったのである――

[ミッション3:未知の部族と対話せよ]
 ついに、もっとも厳しい峠を越えたカカオ探検隊。だが、穏やかな土地には、人が住まうものだ。その一帯には、未知の好戦的な部族が行く手を阻んでいた。
「ここはなるべく穏便に‥‥筋肉で対話してみるッス」
 フェルス・ディアマント(da0629)がマッチョなポージングをキメる。ザワつく部族民。相手も、見よう見まねで同じポーズを返してきたり。
「なるほど! では、私も」
 コー(dz0021)も、か細い体で同じポーズをしたが――ざわざわざわ――ヒョイと掴まれ、
「あっ!? ‥‥ああああああぁぁぁぁぁぁ」
 そのまま連行されてしまった。
「ま、待って待って! ワタシ・トモダチ・コワクナイ! ほら!」
 ソーニャ・シュヴァルツ(da0210)もポージングしてみたが、今度はソッコーで屈強なフィルボルグス3名に担ぎ上げられて、コーと同じほうへ連行開始。
「待て、なぜ持ち上げる。よくわからんがすまん私が悪かった! いやなんで!? どういう状況!? あぁぁぁッ!?」
「まずいな、事を荒立てたくはないが、正直どう接すれば通じるのか‥‥」
 リディオ・アリエクト(da0310)が逡巡していると、おもむろにフラール(da0547)が、ポンッとアザラシに変身した。ローンの変身術だ。
「!?」
「おお‥‥おお‥‥」
 そして、マッチョポーズ(?)をするアザラシに、なぜか部族の人たちが頭をペコペコ下げだす。そして、連行されていたコーとソーニャは無事、アザラシに差し出された。
「‥‥ナンデ?」
 ミケーネ・コーチャン(da0764)のぼやきに、ソル・ラティアス(da0018)は肩をすくめて。
「知らぬが華、ってこともありましょうぜ」
 ――ってことで、よく知らぬまま、ハウンドと部族は宴会で交流。
「ほう‥‥わかりますか、この壺の良さが‥‥ククッ‥‥」
 クローネ・コーチャン(da0001)はオクトパストラップの壺を撫でるやら、
「ねー、すごくいいでしょこれー? 知らんけど」
 エルネスト・アステール(da0381)は、ブライアン・カラブローネ(dz0011)お手製の木像を渡したりやら。もちろん酒や肉や歌や踊り、あと力比べ等も行ない、両者はすっかり仲良くなった。
 しかし――この部族は、カカオらしきものについての知識は、まったくなかった。
「残念だが、ここらへんが潮時かもな」
 アイン・クロービス(da0025)は、これ以上の探検は厳しいと判断。
「え~!? せっかくここまで来たってのに!」
 スローベリー(da1770)は諦めきれない様子、だが。
「いえ、一定の成果は残せます」
 アステ・カイザー(da0211)は、部族らに管理を頼んだ――ムーンポータル、その出口側の石板の管理を。

 残念ながら我々探検隊は、その手でカカオの木を見出すことはできなかった。
 しかし、そのための最大の足掛かりを設置することに成功し、続く探検隊の負担を大きく軽減することに繋げたのである。
 そう、カカオの栄光は、愛の果実は、もう目前なのだ。
20/2/03