図書館リアイベ

SE01愛しの夏よ永遠に

 第1回サブエピソード 神聖暦919年7月
 愛しの夏よ永遠に
19/8/28

勇者王ローレックの特命

「常夏のビーチ、それは魅力的な観光資源になる。
 しっかり整備すれば、オーディア、およびローレックの街はより栄えるだろう。
 多くの貴族の住宅誘致、そして援助獲得は、我が国発展、ひいてはハウンドギルドの活動強化に繋がるのだ。
 ‥‥なお、これに貢献したハウンド諸君には、ビーチの優先利用を便宜してやらぬでもない」
19/7/24

常夏の浜整備計画

 オーディア島はいまだ、未開の領域が無数に隠されている。魔力の乱れによる異常現象も、各地にいくつも点在する恐ろしい島だ。
 だが、その一部を、逆手に取って利用しようなどと言い出すあたりが、さすが勇者王ローレックである。
 ターゲットエリアは、「帰らずの森」から南西に位置する海岸沿い一帯だ。ここはすでに最低限の調査が済んでいる地域であり、一年を通して真夏のような気候という、不思議な浜辺だ。どうやら陽の精霊の影響が強いこの浜辺は「常夏の浜」と呼ばれているが、今までそれほど重要視される場所ではなかった。
 それが急遽、王の指令で、集中的な討伐や作業が行われるはこびとなった。
 比較的寒冷なオーディアにおいて、つねに真夏の海水浴が楽しめる浜があるとすれば、観光資源に最適だ。バカンス好きの貴族の間でも話題になることだろう。
 しかし、話はそう簡単ではない。この浜にはいくつもの危険が、懸念があり、とてもバカンスどころではないからだ。
 判明している問題は大きく分けて3つ。これらの問題を、集中的に解決していくこと――それがハウンドギルドへの特別依頼である。
[問題その1・危険な魔物達]
 詳細はわかっていないが、簡易な調査でも、すでにいくつもの脅威が報告されている。
 周囲をうろつく邪鬼、危険動物、そして夜な夜な現れる幽霊――
 これら極力排除しなければ、バカンスはおぼつかないだろう。
[問題その2・海賊の根城]
 浜から2kmほど先には、周囲4kmほどの島がある。実はここにも常夏の魔力が及んでいることが判明している。
 さてこの島、一見なんの問題もないが、実は森の中に海賊の根城がありそうなことが報告されている。
 こんな間近に海賊のアジトがあっては、やはりバカンスどころではない。海賊島(仮)の調査、そして脅威排除が必要だ。
[問題その3・浜辺と海中の整備]
 この浜辺そのものにも、いくつか問題がある。
 まず、綺麗な白砂の浜も、流木や石がごろごろしている。そのままでは邪魔になるし見栄えも悪い。これは除去したいところだ。
 そのうえで、ハウンドのため、および観光客のため、簡易な小屋くらいは設けておきたい。
 しかし、浜辺そのものにも、厄介というかいやらしい生き物がいるので、これも極力除去したいところだ。
 それに、海中にも危険な生物がいるかもしれない。
[愛しの夏よ永遠に]
 以上、やるべきことは多種多様であるが、地域は限定されているし、ハウンドが集中して臨めばうまくいくだろう。
 達成すれば、ギルドは多額の報酬だけでなく、ビーチ優先使用権も得られる‥‥らしい。ハウンドの同志よ、その腕を存分にふるってほしい。

・イベントスケジュール
 関連シナリオ(7月16日~8月15日)
 チャットイベント(7月27日~8月4日)
19/7/24

チャットイベント「今日も元気に浜掃除」

 常夏の浜には、無数の脅威がある。
 1つ1つはそれほどでもないが、いつ、どこから、どんな厄介事が襲ってくるかわからないのが困りものだ。
 押しては、また押し寄せる波のように、脅威は今日もやってくる。その場にいるハウンドで、それに対処に、徐々に浜のゴミを駆逐していこう。

[本イベントについて]
 「愛しの夏よ永遠に」用特設チャット(ログはこちら)を用いて行なう、無料で誰でも楽しめるダイス&ロールイベントです。
 開催期間は7月27日~8月4日となります。
 ダイスは、チャット発言欄に、半角で[d100]と入力することで振ることができます(ダイスを振るのとお願いごとを同時に発言してもOKです)。
 皆でダイスと発言を行い、浜の問題を退け、常夏の浜の環境を整えましょう。

[詳細ルール]
 開催期間中、突発的に「問題」が発生します。問題発生はコー(dz0021)が知らせ、その内容と、目標値を発表します。
 各問題には制限時間があり、発生から12時間以内に対応しなければいけません。
 制限時間内に、皆のダイス目の合計が目標値に達すれば、その問題は成功確定です。また、各問題には密かに設定された裏目標値があり(制限時間終了後に発表)、それに達していれば、大成功となります。
 目標値に達しなかった問題については、失敗となります。
 成功・大成功が多いほど、後半のシナリオ内容や、浜の整備に関してよい結果に繋がります。失敗が多いほどマイナスです。
 各問題に対してダイスを振れるのは、1キャラあたり1回迄です。但し、ダイス後のロール発言や、その他コメントは何度でも自由に行なってください。
 なお、今回はダイスの目が0だった場合、100ではなくゼロ(成果ナシの大失敗)として扱います。

[各問題に対する結果]
・盗賊団「ドンドンカッパラー」一味襲来――大成功!(7月27日0時頃発生)

クローネ・コーチャン(da0001)
「やはり、あの壺は‥‥とても、いいものですね‥‥(クイッ、クイクイッ)」
 グラスター街道で悪名を馳せていた盗賊団「ドンドンカッパラー」は、人の盛りを察知し、常夏の浜へと出稼ぎにきた。
 だが、襲う相手がハウンド連中だったのが運の尽き。
 強肩のハウンド達に、石や棒、丸太、貝殻、クラゲ、ハヤト(da0375)の財布等を投げつけられ、海藻でふんじばられ、様々なトラップの餌食となり、壊走。海藻で壊走。カアイソウ。
 ボロボロで逃げた盗賊だったが、ボスというか首領(ドン)のドンドン様は、クローネのオクトパストラップ(通称、ツボる壺(嘘))にてきめんにハマってしまったらしく(精神的にも物理的にも)、そのまま捕縛され、地下牢送りとなった。

・迷惑なカニゴーレム襲来――成功(7月27日20時頃発生)

ハナ・サルタバルタ(da1701
「ふっふー! 天才錬金術師ハナちゃんにおっまかせー! ‥‥網投げただけだけどね」
 グリーヴァ語で「滑々饅頭蟹」と書かれた、謎のカニ型ゴーレムが大挙して押し寄せた。
 そのハサミは、水着の紐を狙う等、大変危険なものであったが、ハウンドらは団結してこれを迎撃。
 大事な衣服を切られたり、フルパージする等、少なくない被害もあったが、なんとか全てを退けた。
 しかし、ゴーレムだというのに、食べようとする者が続出。「なんだゴーレムか‥‥」と失望する者が多いなか、エフィ・カールステッド(da0439)はおなかを押さえて苦悶していた‥‥まさか‥‥?

・流木大発生――大成功!(7月28日20時頃発生)

リザ・アレクサンデル(da0911
「僕がこんなに立派な流木を軽々と運べるのはね、僕が立派だから、うん」
 嵐の影響か、浜の一部に大量の流木が押し寄せてしまった。
 ハウンドらは、一生懸命、運んだり、どかしたり、切ったり、燃やしたり、魚を焼いたり楽しくお歌をうたったりした。セヴラン・ランベール(da1424)のゴーレムがうまく動かないトラブルもあったが、ノルーカ・ソルカ(da0058)が焼いて食べようとしたせいかもしれない。
 ともかく、士気は上々、見事に片付け、薪という燃料も確保したのだった。

・サメ襲来――成功(7月30日8時頃発生)

シャルル・ムーフォウ(da1600
「先日の流木を有効利用したまでです。自然の災禍と祝福は、表裏一体なのかもしれませんね」
 サメの大量発生は、厄介な問題であった。
 海中の脅威を相手するのは難しい。飛び道具に魔法にゴーレム、様々な手段も、なかなかうまくいかぬと苦戦するハウンドたち。
 しかし、有志がイカダ作りに挑み、成功。その完成が流れを変え、不利を悟ったサメたちは散り散りに逃げていったのだった。
 なお、倒したサメは美味しかったが、エルネスト・アステール(da0381)のおやつは、ついに見つからなかった。

・大量の生肉どうしよう――大成功!(7月31日20時頃発生)

ドミニク・レノー(da1716
「素晴らしい鴨肉だったよ。さすが貴族様の用意したもの、臭みもなく、柔らかくて‥‥これで上等な酒と、センスのいい楽団、そして仕事を手伝ってくれる傭兵まで届けてくれれば、言うことなしだったんだけどね」
 噂を聞きつけたウーディア貴族のチャンポラン氏。ハウンドの激励にと、大量の新鮮肉を浜に届けてくれたのだが‥‥こんな暑い中で、新鮮な肉がこんなにあったら腐らせてしまう!
 この大ピンチを乗り切るべく、ハウンド達はその胃袋をフル稼働して立ち向かい、これに勝利するのであった。というか皆、いつもより調子がいいのでは、という成果。ごちそうさま!
 さて、その素晴らしい食べっぷりを聞いたチャンポラン氏。
「フォーフォー‥‥それは素晴らしい‥‥実はこれはテストだったのだよ、突発的な困難に対処できるかどうかの、ね‥‥ハウンド、試す価値あり、かの‥‥フォーフォー」
 悪の首領めいた顔でそう笑うチャンポランだったが、付き人は心の中で「いや絶対いま思いついたやつだ」とか思っていた。

・バイキングの襲撃――成功(8月2日22時頃発生)

ソーニャ・シュヴァルツ(da0210
「熱い戦いだった‥‥熱い‥‥あつゥい‥‥おてて‥‥」
 海賊連中とはすでに、幾度か交戦しているハウンドたち。すぐそこの島が海賊の根城というのだから、この戦闘も宿命だったのだろう。大勢で一斉に上陸してきたが、ハウンドたちも備えていないわけではない。
 矢を射かけ、ブーメランにマジカルショック、斧にローレライ、カニゴーレム等、多彩すぎる攻撃を前に、数で押すバイキングたちもタジタジ。リーダー格に到っては、ソーニャの熱した鉄鍋でジュッとやられ、うおォンと逃げ去る始末。これで敵は総崩れだ。
 リーダーやザコどもを捕縛し情報を得るには到らなかったが、撃退は問題なく成功したのだった。

・スポンサー貴族の視察準備――成功(8月3日24時頃発生)

アレッタ・レヴナント(da0637
「大漁大漁♪ 私にゴミ拾いの天才的な才能があったなんてねー‥‥自慢していいのかこれ?」
 噂を聞きつけたウーディア貴族のチャンポラン氏が、浜辺をいち早く視察したいとかで、急遽の来訪との報せ。
 浜辺が汚れてると投資を受けられなくなるかもしれない、というわけで、小さなゴミまで掃除をさせられるハウンドたち。
 三十歩進んで二十歩下がる奮闘の結果、浜はすっかりキレイに。
「フォーフォー‥‥おもむきあるカニのオブジェ、南国であるな。ワインはまあまあだが、ジュースはフレッシュでトロピカル、フォフォ。菓子は素朴でよろしい。しかし‥‥南国リゾートに必要な‥‥セクシーダンスがないのはいかがなものであるかな? フォーフォー」
 チャンポランはムカつく貴族であった。しかし、奴は金を持っている。常夏の浜にだって、ギルドにだって、世界平和にだって、金は必要だ。つまり、ハウンドの仕事は楽ではないのであった。

・スポンサー貴族へのアピール作戦――成功(8月4日21時頃発生)

シチャカ・メチャカ(da1737
「流木アート、気に入って持って帰ってくれたみたいです。余の美しい腹を見事に再現しているとかなんとか‥‥あれほど自分を愛せる人に、悪い人はいません、きっと」
 ウーディア貴族のチャンポラン氏、浜辺を見回るだけでは飽き足らず、ハウンドの資質にまで疑問符を突きつけてきた。
「はたしてハウンドなるものに任せていいものか‥‥フォーフォー」
 たるんだ腹を恥ずかしげもなく揺らしながら(水着になってやがる)、試すような目でハウンドを眺める、やなかんじのチャンポラン。
 仕方なくハウンドたちは、各々の素質をアピールする。
 意欲を、武芸を、魔法を、センスを、おべんちゃらを、良き壺を‥‥なかにはビールをぶっかけたり、むせるほどのミントを飲ませたり、尻尾で挑発的(意味深)でテシテシしたり、ファイアボムの熱風を当てたり、ローレライの水剣でチョビ髭をかたっぽ削ぎ落としたり、すごい失礼なもてなしも含まれていたが、「フォーフォー戦士とは粗野なもの‥‥」と、さすがのふところのビッグさを見せつける、すごいぜチャンポラン。
 その後、紹介されたおねえちゃんの店が気に入ったのかどうかは不明だが、後日、当初の約束にもう少し追加した投資を、あらためて確約したとの報せがギルドに届くのだった。

 ――総じて、成功を収めたハウンドたち。
 すべてが解決したわけではない、これからも問題は発生するだろう。だが、その全てに対処する自信を、彼らは深めたはずだ。
19/8/28

特別依頼レポート

 常夏の浜は、一筋縄で整備できるような平和な場所ではなかった。しかし、ハウンドらのたゆまぬ貢献により、徐々に、リゾート地としての価値が磨かれていった。
 とにかく多くの脅威が襲ってきた。だが、ハウンドはそれらを全て撃退した――盗賊に邪鬼、幽霊、キモいぶにょぶにょ、キラーペンギン、イタズラエロ猿、イタズラカニゴーレム退治、絶品巨大サソリ、サメ、これは空飛ぶヤツも含む。
 中でも海賊一味との戦いは熾烈を極めた。目と鼻の先に砦を構えていた海賊どもとは、何度も交戦を繰り返し、やがてこちらからの潜入工作を経て、砦攻略へと繋げていった。これにより、メロウ乱獲の陰謀を暴き、人魚たちは解放、黒幕の貴族もお縄に。キャプテン・ディックもついにはハウンドに下された。
 ほか、流木の片付けや、シー・ハウス建設といった整備も推し進め、さらにウーディア貴族のチャンポラン氏やロザリンド嬢のスポンサー支援も取り付け、ようやく、バカンスも可能なほどの治安を確保したのだった。
 この結果に、依頼主のローレック王も満足し、ギルド員による、常夏の浜優先利用権を付与したのだった――が、これはひょっとすると、今後もなにか厄介な魔物がやってきたらなんとかしてくれよ、という、一種の追加注文ではないか、などとぼやくハウンドもいるとかいないとか。
19/8/27


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