【武道同好会】薄闇温泉宿

担当ちま
タイプイベント 部活
舞台日本(Asia)
難度普通
SLvA(日本程度)
オプ
出発2018/01/06
結果大成功
MDPシルフィ・レオンハート(pa0829)
準MDPキティ・ラップ(pa1077)
ブリジット・サティ(pa1245)

オープニング


 年はじめの三が日。怪盗達は日本の、とある温泉宿へ向かっていた。

「日本人は勤労だな! 正月休みも取らないで働くなんて!」
 カイリー・オブライエンはうきうきと声を弾ませる。
「せんせー、病み上がりなんだから、無理すんなよー」

登場キャラ

リプレイ


「おうおう皆サン元気なこッて」
 意気揚々と部屋を出て行った男子学生達に、石動詩朗は苦笑する。
 その姿を見て、アッシュ・Lが言った。
「そうだね。でも一緒に行った何人かは、阻止する算段に見えたよ」
「覗くとか阻止とか、めんどくせェ。せッかく温泉にきたンだ、仲良くゆッくり入りゃイイのによォ」
「それにはぼくも賛成かな」
 くすりと笑うアッシュを詩朗が肩越しに振り返った。
「あンたは? 行かねェのか?」
「彼らで十分に見えたからね。それに、女子もそんなに甘くはないと思うから」
 そして戸口へ向かう詩朗に「きみは行くんだね」と声をかけた。
「ま、仕方ねェ。同好会部員だしな」
 口端で笑って廊下へ出る。露天湯へ向かいながら詩朗は思った。
(そこに怪盗がいて技を使うッてなら、影からそれを監視して査問すンのが俺の役目さ)


「舞う雪に隠れ月。風流だねぇ」
 空に浮かんだ月を見上げ、澤渡龍兵は手酌で酒をくいっと飲む。
 その目が、そわつくヴェイン・アルカディアを捉えた。
「どうした?」
「ああ、いや。……おまえは、気にならないのか?」
 ヴェインが何を言いたいのか、すぐにぴんと来た。
『やめとけって、こればれたら後々の人間関係にヒビをいれることになるぜ』
 露天湯までの道中、覗きに行こうとする者達をヴェインは説得していた。それでも気を変えないので最後は彼もさじを投げていたが。まだ完全には思い切れていないのだろう。
 龍兵は首を振った。
「全然。俺には関係のない話だ。
 それより、おまえもどうだ? うまいぞ」
 ほら、と薦める盆には、お銚子とおちょこのほか、簡単なお造りも乗っていた。
「確かにうまそうだな」
 湯船内を移動して龍兵のそばに寄る。
「私もいただいていいですか?」
 桜朏空もやってきて、3人で盆を囲んで酒を飲み、肴に舌鼓を打った。
「彼らにも困ったものです。温泉、露天とくれば覗きと。まあ気持ちは分からないでもありませんが、分かるのと行動するのとは別問題ですからね」
「まったくだ」
 空の言葉にうんうんと頷くヴェイン。龍兵の目に、湯船そばの桶の上に置かれた手錠とLEDライト、防水カメラが目に入る。
「なんだあれ?」
「ああ、私のです。男子が覗きに来るならと、あるいは男湯を覗きに来る変わり種がいるかもしれませんから」
「ふん縛って写真撮ったり録画したりするってか? えげつねーこと考えんなあ」
 そんな女子いるわけないと龍兵は、ほろ酔い気分も手伝いわははと笑って冗談と受け取る。
 もしそうなったらと面白おかしく話している2人からヴェインは離れた。湯から出て、体を洗おうと考えたのだ。そしてその薄闇で、今まさに忍んできたばかりのブリジット・サティと顔を突き合わすことになった。
「!! ブリジッ……!?」
 慌てて両手で口を押さえる。
「なんだ? どうかしたのかぁ?」
 背後の薄闇と湯気の向こうから、龍兵の声がした。
「なんでもないっ!!」
 とっさにブリジットの手を取り湯船に引っ張り込む。そのまま空に気づかれない位置まで移動して、背中で匿ってから、こそこそとブリジットに話しかけた。
「どうしてここにいるんだっ、ここは男湯だぞ!?」
 まさか、入口を間違えたとか――
「もちろん、覗きに来たのであります」
 ブリジットはあっさり答えた。かくっとヴェインの頭が落ちる。
「覗かれるのが女子だけだと思うと大間違いでありますよ! 私も男子の筋肉が見たいのであります!」
(……そりゃ、まあ、それしかないだろうけど……)
 そのとき、つつつ、とブリジットの指がヴェインの尻を移動した。
「ッ!!!?」
「ヴェインさんの大臀筋は、こんなふうなのでありますな」
「おま……っ、何し……!!」
「え? よく見えないので、せめて触感でもと。
 想像していたとおり、すごくいい筋肉であります」
 これは褒め言葉だと、にっこり笑うブリジットを振り返った瞬間、ヴェインの目には湯をちゃぷちゃぷさせた胸の谷間が入って。大急ぎで彼女に背を向けた。
(……今気づいたが、これ、かなりやばい状況じゃないか?)
 お互い裸で、こんな近距離――
 はっきり言えば、逃げたい。だがへたに動けば空に気づかれるかもしれない。そうしたらブリジットは拘束、写真を撮られてしまう!
「これがヴェインさんの広背筋」
 煩悶する間もブリジットの筋肉探究は止まらない。今ヴェインにできることは、ひたすら耐えることだけだった。


 ここの温泉湯はかけ流し。湯の流れる川を木製の壁で区切り、男女別湯とはいえ、境を衝立で区切っているだけだ。
 だから。
「あんまり騒ぐと、男子に丸聞こえだぞー」
 持ち込んだ水鉄砲にお湯を入れて撃ち合うシルフィ・レオンハートキティ・ラップに向け、カイリー・オブライエンが湯船から注意を発した。
 しかし楽しすぎて耳に入っていないのか、返事は返らない。
「シルフィはん、いくでー!」
「PI! そんなの、僕にはかからないんだYO!」
 笑顔で湯を飛ばし合っている2人の様子に、むう、と口先を尖らせるカイリーへ、イザベル・クロイツァーがこっちこっちと手招きした。
「まあまあ先生。2人とも楽しそうだしっ。わたし達はわたし達で楽しもーよ! ここのお湯、ほんとに気持ちいーよ♪」
 イザベルの言葉ももっともだと、カイリーはイザベルの方へ近寄った。そこには李紅花イルマ・アルバーニが湯に肩までつかって体を伸ばし、鼻歌を歌ったりと温泉を満喫している。
 そして少し離れた所では、桜葉千歳が目を閉じて、川のせせらぎに耳を傾けていた。
 千歳は、ふっと頭上に影がかかったのを感じる。
「お嬢、寝てるの?」
 ヴァネッサ・ハートの声がしたので目を開き、覗き込む彼女を見上げた。
「いいえ。寝ていませんよ」
「そ」
 にこっと笑う千歳の前に、ヴァネッサは持ってきた盆を浮かべる。
「酒、もらってきたよ。あと、お造り?ってやつも。なんか、三が日の客への特別サービスなんだって」
「それはうれしいですね。さっそくいただきましょう」
「うん」
 風に巻き上げられてひらひら舞う雪と雲に半分身を隠しつつも黄色い光を地上へ投げかける月。そしてさらさら流れる川の音と、目と耳を楽しませつつ、2人は酒をたしなんでいた。
「オォ、ユー、いい体ネ!」
 エラ・ウォーカーが紅花のGカップの胸を見て、ほれぼれとした声を発する。
「んー? そうかぁ。ありがとな」
「そう言うエラさんも、素晴らしいボディラインですわ」
「ありがとうございマス! イルマさんも、とっても魅力的な体してマスネ!」
 褒められてうれしがるエラは無邪気でかわいい。
「綺麗な肌ネ。触ってもいいですカ? ジャパニーズ薄い本では、温泉では皆ソウしてましタ」
「あらあら。うふふ。いいわよ。そのかわり、私も同じコトをさせてもらうけど」
「OK! ドンとこいなのデス!」
 互いを触りっこしているイルマとエラ。それをニヤニヤしながら見ている紅花と、3人を見て、カイリーは自分の胸を見下ろした。ふくらみがないわけではないが、3人が持つ豊かな谷間にはほど遠い。
「先生。先生の魅力はそこじゃないから」
 察したイザベルが、ぽんと肩に手を乗せた。
(かわいい、っていうのは、たぶん年上の女性には言っちゃだめだよね)
「カイリー先生はいつも全力で、正面からぶつかってくれるよね! そんな先生の一生懸命さを見ると、私も頑張らなきゃ! って気分になるんだ」
 自分の方を向いたカイリーに、イザベルは言う。
「私、いつか先生を守れるくらいの怪盗になりたいなぁ」
 それを聞いたカイリーは目をしぱたかせ、くすっと笑った。
「ばかを言うな。学生を守るのが講師の役目だ。それを奪おうなんて、生意気だぞ?
 だが、そう思ってくれるのはうれしいな。ありがとう」


(……何言ってるのか聞こえねぇな)
 仲居に変装して女湯に設置した偽装対人レーダーから送られてくる音声にじっと耳をすませていたマサカー・フェイトは、軽く舌打ちをしてイヤホンを耳から抜いた。
 声で誰がいるかは分かったが、流水音、はしゃぎ声や走り回る足音といった雑多な音に紛れて会話の内容までは分からない。覗きに気づいているのか、気づいてないのか……。
(進むしかない、か。
 結果がどうあれ、覗いてから死ぬぜ! それが覗きの美学ってもんよ!)
 暗視装置を目元へ下ろし、とりあえずひと気のない女子更衣室へ忍び込んだ。油断せず、じりじりと露天湯との境のドアへ向かう。ドアへ手を伸ばしたとき、踏み出した足がつるりとすべった。
(! スライドワックス!?)
 しまったと思ったときには脱衣用の棚にぶつかって、ガタンと音をたてていた。
「かかったようね。ふふっ、せっかく来てくれたんだから、忘れられない日にしてあげなくちゃね」
 喜々として湯を飛び出したイルマだったが、紅花が一歩速かった。
「やっぱり来たかぁー。アヒャヒャ、好きだねぇ……まぁ私も好きだけど、ハダカのお付き合い♪」
 脱衣室の人影に向かって絶打を放つ。足止めが目的の一撃だったが、拳は人影を突き抜けた。
「! この手応え、ダミーバルーン!」
「誰か知らないけど、やってくれるじゃない」紅花の掴んだダミーバルーンを見たイルマが呟く。「だけどこっちがもう1枚上手、ね」
 視線を横へ流していき、ここぞと思う場所に蹴りを放った。踵が潜んでいたマサカーの手に当たり、Aiフォンを弾き飛ばす。
「くそッ! なんで――」
「足元をよく見なさい。罠はワックスだけじゃないわ」
 暗視装置ではあの一瞬に血のりまで把握するのは不可能だ。
 チッと舌打ち逃走に入ったマサカーだったが、腕を掴まれ引き倒された。そのまま上に乗って押さえ込んだ紅花の腕が首をホールドする。
「見るだけじゃ満足できないんだろ? どう? 感じるかい? 気持ちよくなってきたんじゃない? ――なら、逝っていいよ」
 締め落とす脇で、イルマがマサカーのAiフォンの録画を止めて消去していた。


 マサカーがやられたのは更衣室内だったため、彼がどんな目にあっているかは大神隼人には分からなかったが、想像はついた。
「ばかなやつだ。どうせ録画でもしようと、近距離から狙ったんだな」
 隼人からすれば、それは覗きの素人がすることだ。
 覗きのプロは反撃を受けかねない距離には近づかない。特に相手が今回のように、一癖も二癖もある女達とあっては。ましてや盗撮など愚の骨頂。
「やーっぱ、生じゃなくっちゃなぁ♪」
 入念に時間をかけた下見の結果、覗くに良し、逃走するに良し、の場所から超五感を発揮して、鷹並の遠視と猫の夜目で露天湯を見下ろす。
 湯船に立つ人影あり。湯に浮かべられた灯籠が影の向こう側を通過して、逆光に浮かび上がる。
「むひょ~♪ (ボディ)ラインが見えた!」
 思わず声に出して叫んだときだ。
「それ以上の狼藉は許さん」
 突如間近から聞こえてきた声にぎょっとなって、隼人は飛びずさった。
「暗黙の了解というものは確かにある……が、それは不埒な行為を正当化する理由にはならん」
 抜き身のシノビブレードを手に、斑鳩恭耶が立っている。
「……え? なにソレ」
 まさかと思いつつも、冷や汗が背を伝う。
「きさま、今、見たと言ったな。カイリー先生を見たのか?」
「えっ? えーと……」
 一瞬だったし、顔じゃなく体の方に注目していたので、正直誰かまでは分からなかった。それゆえのためらいだったのだが、恭耶の疑懼を煽るには十分だった。
「温泉を楽しむ先生の平穏……乱させはしない」
 動き出した恭耶を見た隼人の決断は早かった。
 LEDライトによる目くらましからの煙幕。逃走に集中する。
「ったく! せっかく見つけた穴場だったってーのに!」
 ぶつくさ文句を言いながら煙幕を抜けた直後。何かが闇に紛れて飛んできて腕に絡んだと思った瞬間、体を走り抜けた電流の衝撃に隼人は動きを止めた。体が思うように動かず、足をもつれさせ、横の雪だまりへ倒れ込む。
「……あの人を覗こうという人間は血祭りだと思ってたけど、覗いた人間はどうしようか?」
 木々の間の闇から、淡々とした声で物騒な物言いをするユウキ・ヴァルトラウテが現れた。
「半殺し?」
 恭耶が追いつくのを待つ間、まだ自由がきかないでいる隼人を見下ろし呟く。
「わーっ、待った待った!」
 本気とも冗談ともつかない剣呑な雰囲気に、隼人は慌てて手を振った。
「見てない! 誰か分からねぇが、あのラインは先生じゃないぞ! ボンキュッボンだった!」
 こんなふうに、と手でラインをなぞる。
「……」
「……それは先生じゃないな」
 余談ながら、実は人間でもなくてイザベルが準備してあったフェイク、ダミーバルーン達にウィッグを付けてそれっぽくし、重石で固定していた物だったのだが、隼人がそれを知るのはまだ先の話だ。
「あと、先生を覗かれたくないなら俺なんかに構ってるヒマはねぇぞ! 彼女を覗く目的にしたヤツがいたからな!」
「! なんだと!?」
 血相を変えて掴みかかろうとする恭耶。
 そのとき、ユウキのAiフォン――実はカイリーが持ち込んだAiフォンとつながっていた――から、騒然となった露天湯の音声が響いた。
『みんな、気ぃつけや! 男子が入り込んどるで!』
 キティの声だった。


(まさか、こんなに早く見破られちまうとはねぇ)
 宍倉静は内心チッと舌打つ。
 光学迷彩で忍び込んだまではよかったが、シルフィの水鉄砲を避けきれず浴びてしまい、存在がばれてしまったのだ。
「月に業雲、花に風とはよく言ったモノね」
 ヴァネッサの投げたナイフがアンダーウェアを切り裂いて、完全に光学迷彩は使い物にならなくなった。
 まだ効果の残っているうちに薄闇にまぎれ、とっさにここにいないブリジットにMNでなりすましたが……これもいい案とは言いがたく、いつばれてもおかしくない。
「シルフィはん! 背中合わせになるんや! そしたら死角は少なくできるで!」
「PI! 僕、覗かれても別に困らないけど、皆は嫌なんだよNE? それならなんとしても阻止するYO!」
 宙に水鉄砲を撃っているところを見ると、静がブリジットに化けていることにまだ気づいてないようだ。
 このまま逃げるか、それとも続行するか……。
 静はカイリーを見た。正確にはカイリーらしき人影だ。彼の目的はカイリーにあった。この前、彼女に一瞬で自由を奪われた、その手段を探りたいと考えたのだ。
 技術か、体質か、道具か。
(まあ、道具だろうな。
 常在戦場。怪盗なら風呂入るときも油断はしねぇだろーし? 身に着けてるモンがありゃ、それが怪しいか?)
 ばれたのも、考えようによってはカイリーにそれを準備させることができるから良かったかもしれない。
(まぁ結果としていろいろと見えちまったとしても、不可抗力だ。うん)
 湯気と薄闇に阻まれて、ここからだとよく分からない。
 もう少し近づこうとしたそのときだった。

「そんなとこで何してんだてめぇは!!」

 怒号とともに飛んできた風呂桶がカコーーンと頭にヒットした。
 くらんくらん揺れる頭を風呂桶の飛んできた方に向けると、斧箭槍剣が衝立の向こうの男湯から頭1つ突き出してこっちを睨んでいる。
「なぜ……」
 女子でもない槍剣が見抜けたのか?は、隣を見て分かった。ぴょこぴょこ黄色い頭の先が見え隠れしている。あれは間違いなくブリジットだ。
「……なんであいつ、男湯に?」
「女に化けて覗きとか、おまえには男のプライドってモンがねぇのか!!」
「覗き? ちげぇよ、俺は――」
(いや、覗きだなこれ)
 目的完遂ばかり頭にあってよく考えていなかったが、客観的に考えてみれば槍剣の言うとおりである。
「いいから戻ってこ――ぶっ!!」
 カコーーン、と風呂桶が槍剣の顔面にヒットする。
「覗きは成敗なんだYO!」
 シルフィやキティをはじめ、イザベルなどなど女子がこぞって風呂桶や椅子を槍剣に向かって投げつけ始めた。
「こんな堂々とした覗きは初めて見たぞ!」
 アヒャヒャっと腹を抱えて笑う紅花。
「ま、待て! ちが……っ」
 槍剣は説明しようとするが、次々飛んでくる風呂桶が肩や頭、顔、ガードする腕に当たって、まともに話せない。
 今のうちだと、静はこっそり更衣室のドアへ向かった。そしてそこを通り抜け、廊下へ出ようとしたのだが。
 その瞬間、侵入するときにはなかった障害物に向こうずねをぶつけて、顔面から倒れた。
「あらあら。これはまた盛大に転んでくださいましたね」
 サラ・ハサンが苦笑しつつ影から現れ静を見下ろす。
「それにしても、前もってユウキさんから聞いてはいましたが、本当に覗きに来る方っていらっしゃったんですね。
 混浴があれば、堂々ご一緒できるのにと思わなくもないですが……その方がお互い、無駄な労力を使わずにゆっくりできましたのに。
 もっとも、それは私個人の意見。あの方々もどうかは分かりません。……あの様子では、違うようですわね?」
 くすっと笑う。
 ものすごい速さで近づいてくる2つの殺気を感じ取りながら、サラはまた影へと退く。
 この後、静がどうなったかを正確に知る者は、3人だけだったという。


 数時間後。
「すまなかった」
 顔面に打撲跡の残る槍剣と事の成り行きを監視していた詩朗が代表して、あらためて女子の部屋に謝罪に現れた。
 責任は、止め切れなかった自分にある。覗きの実行犯の3人は、正座説教した上で責任持って処罰すると言う彼らに、意外にも女子は寛大だった。大目に見て、許してやれ、とまで言った。
 女湯まで入り込まれたのは確かだが、自分達の手でお仕置きできたので、気分的にすっきりして満足なのだろう。カイリーは少し憤慨していたが、女子達がそれでいいならと強くは出なかった。
 ここは外傷に効能のある温泉だったので、きっと3人の負ったばかりのけがにも効いたに違いない。
 ともかく翌日、1泊2日の旅程を終えて、彼らは日本を後にした。
 またこの慰安旅行に行きたいと思ったかは……個々の判断にゆだねようと思う。



 13

参加者

z.おうおう、皆サン元気なこッて。
石動詩朗(pa0059)
♂ 24歳 刃忍
z.覗きとかやめとけ、のちのちの人間関係に穴を開けるぞ
ヴェイン・アルカディア(pa0074)
♂ 23歳 刃忍
z.皆さん、元気ですねー。私はのんびりしていますよ。
桜葉千歳(pa0088)
♀ 19歳 英弾
c.お前ら、分からんでもねぇが
斧箭槍剣(pa0114)
♂ 21歳 刃乗
a.男には自分の世界がある…例えるなら空を駆ける一筋の流れ星…(←本気の意
大神隼人(pa0137)
♂ 21歳 刃忍
z.まぁ、俺には関係のない話だけどね(ひとり湯船で酒を飲む)
澤渡龍兵(pa0190)
♂ 21歳 乗忍
a.やっぱ温泉はいいな。(目的を達したら)ゆっくり浸かって温まるか…。
宍倉静(pa0201)
♂ 20歳 忍探
b.いらっしゃいな。忘れられない日にしてあげる
イルマ・アルバーニ(pa0239)
♀ 19歳 探魅
c.温泉が!わたしを!呼んでいるー!!
イザベル・クロイツァー(pa0268)
♀ 20歳 弾忍
z.まぁ、成る様に成るでしょう。と言うか成る様にしか成らないと言えますか。
桜朏空(pa0437)
♂ 21歳 英探
b.ぴあ!僕とキティでめっためたなんだYO
シルフィ・レオンハート(pa0829)
♀ 21歳 英探
c.月に業雲、花に風とは言ったモノだけど、無粋な人はどうしてあげようかしら
ヴァネッサ・ハート(pa1007)
♀ 21歳 刃乗
c.温泉、これは楽しまないとですネ。ジャパニーズ裸の付き合いネ。
エラ・ウォーカー(pa1057)
♀ 23歳 刃忍
b.シルフィはん、行くでー!
キティ・ラップ(pa1077)
♀ 19歳 弾知
b.良い湯だなぁ♪
李紅花(pa1128)
♀ 21歳 弾乗
c.困ったものですね…
サラ・ハサン(pa1214)
♀ 19歳 乗魅
c.確かにある、確かにあるが…
斑鳩恭耶(pa1232)
♂ 26歳 刃忍
c.さて、やるか。
ユウキ・ヴァルトラウテ(pa1243)
♂ 26歳 英弾
a.覗かれるのが女子だけとは限らない…!
ブリジット・サティ(pa1245)
♀ 20歳 刃忍
a.覗きには覗きの美学がある、例えるなら布をめぐる一息の(文字数
マサカー・フェイト(pa1383)
♂ 20歳 忍探
 お湯は気持ちいいし、眺めはいいし、灯籠はロマンチックだし。最高だな!
カイリー・オブライエン(pz0029)
♀ 29歳