図書室リアイベPF08月の瞳のDestiny

ムーンアイズ情報

 超能力者ムーンアイズに関し、学長より伝えられた話。
19/1/31

ムーンアイズとは

 月の瞳を持つ者、という意味のムーンアイズとは、いわゆる超能力者たちを指す。能力を発動する際、瞳が満月のような色・模様に変わることからそう呼ばれるようになったようだ。
 超能力に関する研究は、多くの国家・時代をまたぎ、公式・非公式を含め広く行なわれてきたが、詳細を掴んだ機関はいまだない、あるいはなかった、とローゼンナハトは考えている。
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ムーンアイズとローゼンナハト

 超能力に関する研究は、ローゼンナハトは何十年も行なってきている。
 いわば超科学開発の一分野というような位置づけだが、正直、それほど力を入れていた分野ではなく、部署もかろうじて存続しているだけ、という状態が続いていた。
 ところが、菱沢小雪(ひしざわこゆき)という女性が、3年前に突如、超能力に目覚めたことで、事態は一変。これまで得られなかった『生きた超能力者』の発見を機に、研究は急速に進められることとなった。
19/1/31

菱沢小雪について

 現在21歳の女性で、ロンドンの一般の大学に通っている。
 2009年、北海道の寿布村(すっぷむら)の羆事件の唯一の生き残りとされる。世間的には羆が犯人とされているが、ローゼンナハトは事件の陰になんらかの悪の組織の関与を発見、小雪の身を案じ、ある紳士の養女としてロンドンで生活させることとなった。
 やがて18歳になり、超自然的な治癒能力、そして月の瞳に目覚めると、ローゼンナハトは研究協力を要請。小雪はローゼンナハトに恩義を感じていたため、これを快諾。学業の合間の協力により、研究進展に貢献した。
 なお、小雪自身は怪盗でもローゼンナハトの正式メンバーでもない。
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ムーンアイズの分析結果

 彼らは、いわゆる超能力を発揮でき、その際、瞳が満月のような色と模様に変化する。
 超能力の内容や規模は、個人によりまちまち。
 しかし、超能力に開眼している者は、世界でも百人未満であろうと推定されている。但し、超能力に目覚める可能性を秘めた『素質者』は、数千人はいるだろうと概算されている。
 素質があっても、超能力に目覚めるとは限らない。能力を自由に制御できるのは、素質者の中でも一握りにすぎない。多くは、一度も発揮しないか、無意識に発揮しただけで終わるか、多少発揮できても制御方法を学べぬままその能力を失っていく。この能力を発揮しだすのは、おおむね15~25歳頃とされ、この間に制御方法を修得できなかった者は、以後超能力の素質が減衰していくらしい。
 この、素質を有する者には、特徴的なアザがある。アザは人、ないしは家系によりまちまち。つまり、不思議なアザのあるものは、素質者である可能性を有するが、本当に素質があるかどうかを判別する方法は、つい最近開発されたばかりである(小雪の協力のおかげだ)。
 素質は、どうやら血筋が影響しているようで、素質者の同族もまた素質者である可能性が高い。しかし、その素質は、多くの場合、彼ら自身により秘匿されている。歴史上、魔女として弾圧したり、周囲の集落から忌み嫌われ迫害されるケースが多かったためだ。こうして歴史の陰に埋もれ続けた結果、血も、記憶も、そして素質も薄まっていったと考えられる。
19/1/31

ダブルオーとムーンアイズ

 エリザベト、そしてUNICOを襲った、ウェイカーなる東洋人率いる『新月部隊』は、ダブルオーの一組織と推定できる。その組織の規模や、手口、なにより『UNICOを狙う』というその姿勢は、ダブルオー以外に考えられない。
 そのダブルオーが、どの程度の規模で超能力を研究していたのかは、まったくわからない。だが、ダブルオーとナチスドイツは緊密な関係にあった。そのナチスが、大規模に超能力研究をしていたことは判明しており、その研究資料はダブルオーが獲得したであろうことは推測できる。
 そして、新月部隊の捕虜の情報から、ウェイカーがムーンアイズであり、さらに素質者の超能力を強制開花させる能力を有しているらしいことを考えると、かなりの規模で研究が進んでいることが予想される。ローゼンナハトが小雪を得たように、奴らはウェイカーを得たのだから。
 ダブルオーが素質者を見つけ出し、誘拐し、超能力を強制開花させ新月部隊を作り出しているとしたら、これは予測や対処の困難な、新たな脅威の出現といえる。
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