図書室リアイベ

PF11暴け秘密の国Walzen

 第11回リアルタイムイベント 2019年11月
 暴け秘密の国Walzen
19/12/03

秘密の公国に眠るものは

[ヴァルツェンの政変]
 ヴァルツェン公国。「ヨーロッパ最後の秘境」と称されるその小国で、恐るべき疑惑が持ち上がった。
 もとよりICPOは、この国を長年、ひそかに内偵していた。そして、精巧な偽札の製造や、その秘密を守るための暗殺等の手がかりを着々と集めていたのだが、事態が一気に動き出したのだ。
 先日、国家元首のヴァルツェン大公が火災で死亡。家族も多数犠牲となり、公爵家唯一の生き残りであるユランテ王女(18歳)が元首となったが、これを機に、汚れ仕事担当であったヴァルツェン伯爵(38歳)が、国を掌握せんと動き出したようなのだ。
 さらに、ダブルオーが国に関与し、偽札作りに加わったという情報も――
[陰謀を調査せよ]
「ヴァルツェンの高い技術と秘密性。ダブルオーの資金力と超科学。なんとも素晴らしい組み合わせだね」
 マキシミリアン・エナー学長(pz0001)は、UNICOの講堂で学生らに語っていた。ブリーフィングだ。
「BICOも集中捜査をしているが、奴らはなかなか尻尾を掴ませない。だが、好機がやってきたのだ。見たまえ」
 スクリーンに映し出されたのは、美しい王女、ユランテ(pz0134)。
「王女はヴァルツェン伯爵との婚約を発表している。BICOはこれを、伯爵が大公になり国家を牛耳るための政略結婚と見ているがね。狙いがなんにせよ、この一大イベントまで非公表にするわけにはいかないようで、これからしばらく、ヴァルツェン公国では様々なパーティや式典が催されることになっている。伯爵の異例の婿入りだからこそ、支配の正当性を担保するためにも、国内外にアピールする必要があるのだろうね。だが、それこそがつけいるチャンスだ。まだマークの薄い、若い君たちに、公国に潜入、あるいは堂々と観光、あるいは社交してもらい、その裏の顔に迫ってほしい。今の君たちならできるだろうし、君たちだからこそ向いているミッションなんだ。だが、十分に注意するように‥‥ダブルオーが関わっているからね」
[婚約者同士]
「勝手なマネは困るな、王女」
 伯爵は、なかば幽閉状態の王女に『面会』にくると、勝手に椅子に腰かけた。
「無礼者が。勝手なマネをしているのはそちらであろう」
 王女は低く、威厳のある声だった。立派なものだ、と伯爵は思う。だが、なんとはかない姿か。
「失礼しました、王女。だが、私が無礼者ならば、あなたは、身の程をわきまえたほうがいい、と申し上げさせていただきましょう。今のあなたに従う者も、助けてくれる者もいない‥‥それに無礼もなにもないでしょう? 間もなく我々は結婚し、そうすれば私は夫で、そして大公になるのですからな」
「それから私も殺す気か? 父や母や兄弟のように」
「それは誤解ですな。あれは不幸な事故でした‥‥もちろん、あなたを殺す気は少しもありません」
「この国を奪うことはできても、私を手に入れることはできぬぞ」
「時には運命を受け入れることも大事ですぞ。なにせこれから、生涯の伴侶となる者同士なのだから‥‥ご安心なさい。私はひどいことはしない。その代わり、あなたはあなたの役割をしっかり演じてもらいますぞ。そうすれば、あなたの尊厳は保障します」
 伯爵の言葉に嘘はなかった。いつしか、この気の強い王女を、彼は本気で好きになっていた。
 だから、大事に愛するつもりだった――しかし彼にとって、愛するとは、屈服させることだった。そういう習い性なのだ。そして、そうしたことには長けていた。時間もたっぷりあった。
 伯爵には、輝かしい未来が見えていた。
19/11/25

イベントスケジュール

11/20-12/9連動シナリオ期間
12/6 21:00-チャットイベントその1
「彼方のユランテ王女」
12/14 21:00-チャットイベントその2
詳細は後日発表
12/26グランドシナリオ公開

19/12/03


3rdカテゴリー

カテゴリー概要

PF11オープニングコミック

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