図書室リアイベ

PF12ファントム達のIllu…

 第12回リアルタイムイベント 2020年2月
 ファントム達のIllusion
20/4/01

ダブルオー、世界を席巻か‥‥!

[暗躍する二者、しかし]
 ダブルオー総統ダッド(pz0135)が自らその姿を見せて以降、ローゼンナハトとダブルオーの戦いには変化が生じていた。
 共に社会の陰で暗躍し、人知れず暗闘する者同士だ――たしかに、ある意味では今もそうだ。これら秘密結社の名前が、表のニュースで流されることはなく、インターネット検索で有力な情報をヒットさせることもできない。その点に変わりはない。それらは、知る人ぞ知る、協力者や真の実力者のみが知る世界なのだ。
 ところが、ファントムへのプレッシャーは、日に日に増しつつあった。ダブルオーの策謀によって。

[怪盗包囲網その1]
 第一のプレッシャーは、ファントムへの悪評判である。
 怪盗事件自体は基本的に報道される。堂々と予告状を出し、華麗に盗む。その鮮やかさや義賊っぷりは、ふつう、一般大衆にプラスに評価される。
 しかし最近、正義のかけらも見られない強盗まがいの怪盗事件が多発。ローゼンナハトのファントムの仕業ではもちろんないが、世間にはそうとわかるはずもない。結果、怪盗全体の評判がだだ下がりしているのだ(おかげで可児丸警部(pz0110)も仕事への意欲マンマンである)。
 さらに、偏向報道や、フェイクニュースも頻繁に織り交ぜられ、世間は徐々に、怪盗を敵視するようになりつつあった――これらは、新聞社の買収や、大手IT企業による情報操作によるものだが、その背後にはダブルオーの影が見られた。ローゼンナハトとて情報操作はお手の物だが、悲しいかな、「悪貨は良貨を駆逐する」。世間は、大衆は、悪い評判のほうをこそ、増幅して受け止めてしまうようであった。
 こうなると、第二の問題にも影響が出てくる。

[怪盗包囲網その2]
 第二のプレッシャーは、協力者への締め付けだ。
 ご存じの通り、ローゼンナハトは世界中の貴族や王族、優良な企業や資産家をスポンサーとしている。何百年と続くスポンサーももちろんいるが、実際には新たな協力者の獲得が、ローゼンナハトの強化には欠かせない。そのため日々、様々な有力者を調査し、慎重に接触し、説得しているのだ。
 しかし怪盗への悪評は、この協力者探しには大きなマイナスだ。いやそれだけではない、すでに協力者となった者にさえ、ダブルオーは魔の手を伸ばし、様々な手で離反工作を行い始めたのだ――多くの協力者は、元より世界に貢献すべく強い理念を持っており、そう簡単に寝返ったりしないが、ダブルオーは手段を選ばない。家族を人質に取られ、泣く泣く絶縁を申し出る貴族も出てきた。

[怪盗包囲網その3]
 そしてさらに、UNICOの学生らにも、悪影響が広がりつつあった。
「あんなにボロクソ言われるためにファントムやってるんじゃないぜ‥‥」
「こんな状況で、ダブルオーに勝てるんだろうか」
「ダッドってのも、あれだけ堂々と姿を見せてるし、先日は校舎も壊滅寸前にされたしね‥‥」
「ダブルオーの理念っていうのも、一理あるような気もするしな‥‥あ、いや、そんな目で見るなよ」
 と、若者はどうしても揺らぐ。
 そう、UNICOは壊滅こそしなかったが、確実に動揺しているのだ。

[ダッドの陰謀]
 ここは、ダブルオー本部、某所。
「ふふ、こんな状況で、果たして卒業生の何割がBICOに入るだろうね? それに、来年度の入学生はちゃんと確保できるのかな?」
 液体金属ジュエルを解いた、ダッドことエビータは、シャンパンを片手に、くつろいでいた。
「UNICOが軌道に乗ってしまえば、ファントムが安定的に供給され続け、ダブルオーにとっては脅威だけども‥‥UNICOを潰すか弱らせるかすれば、我々の締め付けに反抗する力も確保できないはずさ。悪いけど、芽が出る前に、土をかぶせて踏み固めてしまうからね」
 シャンパンを優雅に呷ると、グラスをテーブルに置いて。
「愚にもつかない夢を喰らわせて若者を甘やかすUNICOなど‥‥潰れてしまえばいいのさ」

[世界を制するのは]
 かわってこちらは、UNICOの学長室。
「参ったのう。ずうっと後手後手、このままじゃジリ貧じゃ」
 神津小五郎(pz0014)は窓から外を眺めつつ、ふうっとため息をつくと。
「おおかたUNICOが軌道に乗る前に潰そうって魂胆なんじゃろうな。まったく‥‥」
「妙手のように見える。しかし、拙速な手かもしれない」
 学長(pz0001)は専用の椅子から立ち上がると、チェスの置かれたテーブルへと向かいつつ。
「ダッドことエビータは、若い女性だ。内情は不明だが、まさか彼女が10年も前から総統だったとは思えない」
「ふむ。つまり今になって大きく動き出したのは、エビータがやっと自分の立場を硬め、組織を掌握できたから、ということかの?」
 小五郎の問いに、学長は「たぶん」という意味でうなずくと。
「だとすれば、十分な準備期間を得られていない可能性があるね」
「もしそうだとしても、連中の攻勢を抜本的に防ぐ手段はないし、こちらから仕掛ける良策もない。勝ち目は薄いのう」
 小五郎もチェステーブルに座り、むむむと盤面を見つめる。
「いや、私にちょっと考えがあるんだ」
 学長は盤面のキングの駒を指さした。そして、言った。
「いずれにせよ、すべては学生次第、かもしれないね」
20/2/05

イベントスケジュール

イベントスケジュール
2/7-2/29連動シナリオ期間
2/11 21:00-チャットイベント
「学長の語るダッド」
2/22 21:00-チャットイベント
「ダッドの提案」
3/12最終グラシナリプレイ
白薔薇作戦

20/4/01

チャットイベント1「学長の語るダッド」

 学長(pz0001)より学生らに送られた秘密通信。
「ダブルオー総統のダッド(pz0135)について、追加の調査結果を伝えようと思う。学生有志諸君、大会議場に来てくれたまえ」
 内容について、詳しい説明はない。そして、全員参加でもない。まるで「気になる者は来てくれ」とでもいうニュアンスが、行間に滲んでいるように見える。
 いずれにせよ、ダブルオーとの戦いが激化する中、敵ボスの詳細を聞いておいて損はないはずだ。そこで、学長は何を語るのか‥‥

[本イベントについて]
 特設チャット(ダブルオー対策室)を用いて行なう、無料で誰でも楽しめるロールイベントです。
 開催期間は2月11日21時から、1時間程度を予定しています。
 ここでの会話の流れ、皆の反応や提案から、今後の作戦の方向性が決まる可能性もあります。
20/2/05

チャットイベント2「ダッドの提案」

 あのダッドが、再びUNICOの学生らとの接触を図る。
 それは再び、オンラインにて。今度はUNICOの大会議場にて。
 今回は、ゲリラ的なハッキング通信ではない。UNICOの講師陣も承知の上での、堂々としたビジュアル通話だ。
「申し出自体は、ダッド側からのものだよ。我々は素直に受け入れただけだ」
 学長はさらりと言う。
「我々ファントムだって犯行予告や犯行声明をするのだから、敵さんのそれもやらせてあげるべきだと思ってね」
 そして――約束の時間。プロジェクターから映し出されたのは、あののっぺりした、液体金属に包まれた不気味な姿のダッドであった。
「こんばんは、学生諸君。今日は、仲直りしたいと思って、こんな場を用意してもらったよ」
 キンキンとした金属声は、今日も、人を小馬鹿にしたように響く。
「よかったら、これまでのことは水に流して‥‥業務提携、といかないかい?」
 ――さて、どうする。

[本イベントについて]
 特設チャット(ダブルオー対策室)を用いて行なう、無料で誰でも楽しめるロールイベントです。
 開催期間は2月22日21時から、1時間程度を予定しています。
 のるか、そるか。ここでの会話は、今後のストーリーに大きな影響を与えるでしょう。
20/2/05


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