【開発】飯神ノ餃子

担当 黒鳥
出発2017/11/16
タイプ ショート C(Lv無制限) 神代
結果 成功
MVP 藤枝桜花(ka00569)
準MVP ミア・カイザー(ka00679)
カミラ・ナンゴウ(ka01313)





オープニング

◆赴くべきは
 というわけで、寛永17年の神在月。
 今年も来たるべき災厄に備えるべく、ギルド員の皆が日本各地へと赴く準備を整え。
「「!!」」
 優れた装備・道具の獲得を目的に、それらを作ってくれるであろう職人探しの旅が始まりを迎えた頃。
 ‥‥。

登場キャラ

リプレイ

◆下ごしらえ
 優れた道具、もとい神メシを作ってもらうため。
「手間が掛かりそうな皮作りは、早めにやっておきます」
 神代本館の調理場、その一画にて。料理人セットを広げた藤枝 桜花の言葉に頷き。
「それにしても、わかりやすくて良い依頼ですねえ」
 同型の持参道具などを手にした藤枝 梅花ら、来世人の皆は各々。
 飯神様所望の餃子作りを始めるモノとし。
「「‥‥!」」
 先の彼女たち、桜花・梅花の二人と一緒に。
「では、人間の味覚でいうところのハザードレベル3以上‥‥超激辛の焼き餃子『レッドフレイム改』を御用意いたしましょう」
 カミラ・ナンゴウも表情を変えぬまま、自身の作る餃子――。
 それの方向性を決めたようで。
「昔、食堂でバイトした時を思い出すねー。その経験とかもあるし‥‥手伝いくらいなら何とかなんべ」
 そんな彼女の補佐にと、ミア・カイザーも家事&アルバイトの技術をもって。餃子作りへの参加を改めて表明したのち。
「まず、餃子の具材には青唐辛子を加え。ニンニクを増量します」
「おっけー、具材の下ごしらえ。それと餃子の皮作りもだね☆」
 レッドフレイム改の説明、その作り方を述べるカミラの指示がもとに。
 青唐辛子(※未熟な赤唐辛子)などの寛永食材を探しつつ、手際よく動き出したのを見てか。
「私も器具を並べたり、汚れた道具を洗ったり、調理場を掃除したりと‥‥餃子づくりのお手伝いをしますね♪」
 自らも家事しやすいよう、メイド水着姿になった根子 ナラのあとから。
「マリンも、お肉や野菜を刻んだりしつつ――」
 英霊占術の魔法効果により、簡単な調理知識・技術を得たマリン・カイザーもまた。
 お供の妖怪、かめらおを傍らに。
「飯神様への感想聞きに生かしたいので。調理中の人に、餃子の美味しいポイントはどこか‥‥インタビューしちゃいます☆」
 キッチン用品一式とハンドマイクの両方を使い分けるべく、そうした位置取りをし。
「それじゃ、ネギと猪肉を細かく刻んでいくわね!」
 手伝い役の一人として、立花 流々子が包丁を振るい。
 皆が作る各餃子の具、その寛永食材を刻んでいく隣側で。
「ついでに、ラー油も作りますか」
 小麦粉を用いた皮作りの合間、別の調理作業へ取り掛かる桜花へ。
「味にアクセントがついて、美味しそうですね!」
 宣言通りにマリンが、インタビューよろしく声を掛けると。
「ええ。ラー油の適度な辛(から)みが食欲を増進させるかと」
 調理の手を止めぬまま、桜花はインタビューに応じ。
「生姜、ネギ、大蒜(ニンニク)、赤唐辛子を茹でてネギ油を作り。そこへ粉末にした唐辛子を混ぜ、冷ましたところへ胡麻油を投入――最後に味を調整し、完成させます」
 寛永食材による、お手製ラー油の作り方を述べた。

◆調理開始
 その後。来世人の餃子作りは主に、基本に則(のっと)っての始まりを迎え。
「お前たち、調理は進んでいるか?」
 飯神様に様子見を命じられたのか、烏天狗の一体が調理場へ姿を現すと。
「お任せ下さい、喫茶店時代は餃子祭りと称し。作り続けたことのある私が皆さんとともに、どこどこ量産して御覧に入れましょう!」
 愛想よく浮かべた笑みのもと、梅花は自信をもって答えるとともに。
 流々子らの刻んだ餃子具を、ハンドブレンダーを用いて潰し混ぜていき。
「小麦粉に水と粉末の赤唐辛子を加え、練り込んだ皮の色も赤く‥‥辛いものにします」
 同じようにカミラも、用意された寛永食材と調理道具。そして、持ち前の調理技術を上手く使い。
(焼き上がったら味見する予定だけど、ちょっぴり不安を覚える色味だぜ‥‥!)
 苦笑いを浮かべながら、激辛餃子の具・皮作りを手伝うミア。
 その従姉妹と一緒に、辛く美味しいモノの完成を目指している模様で。
「作業場が使いやすいと集中できますし、お料理の出来にも影響しますからね。頑張らないと!」
 そこへナラが、優れた家事技術をもとに手早く。かつ丁寧に洗い終えた皿の数枚を並べ。
「「‥‥!!」」
 彼女に加えてマリン、流々子の二人が餃子具の量産に集中するなか。
「あとは本場で主流の水餃子、それも作りたいところです」
 お手製ラー油を作りつつ、桜花は『焼き』の他に。『茹で』タイプの餃子を作る予定らしく。
 それに用いる餃子具・皮も、これから準備すると語り。
「わかった。飯神様には順調と‥‥そう、お伝えしておく」
 そんな彼女ら来世人との会話を経て、状況の確認を終えたのか。短く頷いた烏天狗が退室し、しばしの時間が経ったのち。
「さぁ、焼いていきますよ」
 調理場各所の竈(かまど)や、梅花持参の南部鉄フライパンが乗せられた卓上コンロには。各餃子を完成させるための火が点(とも)され。
 餃子を仕上げる小気味よい音と同時に、美味しいモノの匂いが周囲へ広がった。

 と、完成していく皆の餃子。その一皿目のなかで。
「‥‥ミア、味見をお願いします」
 同じように南部鉄フライパンを用い。カミラの焼き上げた激辛餃子は赤く、異彩を放っており。
「グハッ!? 旨味のなかに危険な辛さが! もう少し唐辛子を入れるとか、辛みが足されていたらアウトだった‥‥!!」
 それを味見したミアいわく、上級の除傷形代道術により生み出した形代。
 その一枚を保険に貼っておいたが、問題なかったとのことで。形代は燃え尽きず。
「なるほどー、危険な美味しさというわけですね!」
 という身体を張った感想を聞いてか、イイ感じにまとめたマリンが賑やかしく。レッドフレイム改への突撃インタビューを終え。
「水溶き片栗粉をちょいと入れて、羽根つきに――」
 時を同じくし。寛永食材の片栗粉を使い、梅花が自身の焼き餃子を香ばしく仕上げると。
「本当に羽根のよう! ひと手間が美味しさの秘訣ですね!」
 最後のインタビューを完遂したマリンは二度目の英霊占術をもって。家事技術を得るとともに。
 給仕役として、手持ちのゴスロリ衣装一式へ着替えるも。
(ふっふっふ。ゴスロリメイド姿で読者サービスも満点ですよ――って、なんだか見切れてます!?)
 番組で雑に扱われる、そうした癖や経験から‥‥何というか敏感に反応し。少し取り乱したが。
「大丈夫、問題ないわ!」
 やがては、かめらおの耳モニターを確認した流々子。
 ぐっと親指を立てた彼女の言葉を聞き。どうにかこうにか落ち着いた。

◆実食と要望
 とまぁ、小さな騒動があったものの。
「飯神様! 料理の感想をお願いします☆」
 インタビューで得た情報と一緒に、ゴスロリ姿のマリンや。
 来世人仲間たちは各餃子の一皿目を。神のいる宴会場へ運び入れ。
「フフン、いいだろう」
 配膳された羽根つき餃子、そのひとつへ。飯神様が箸を伸ばし。
「噛む度に肉の汁が溢れ、香ばしく焼かれた皮との相性もいいな‥‥それに羽根つきとは良く言ったものだ。ぱりぱりと食感も面白い」
 瞬く間に、ペロリと一皿目を食べ。
 羽根つきの感想を述べつつも、おかわりの皿を催促したところで。
「神様へ献上品をご用意しました。今度は冷えたビールと一緒に、お召し上がりください」
 前に出たカミラ、そういうメイド然とした態度と言葉のあとへ続き。
「神様。焼き餃子との組み合わせには、これ‥‥冷えたビールが至高ですよ☆」
 ミアが神代指輪の急冷を用い、冷やした贈答品ビール。
 その一本の蓋を開け、うやうやしく献上すると。
(私も究極のお手伝いを――)
 との思いにより、ナラも贈答品ビールを取り出し。
「ジャーン、餃子が美味しくなる黄金色の液体! ビールです!」
 彼女らに続けての口上をもって、それを献上。
「うむ、餃子の旨味に。びーるの苦味が良く合う‥‥まさしく至高の組み合わせだ」
 飯神様もまた、おかわりの羽根つき餃子をモシャリと食したあと。
 贈られたビールをグビッと飲むことで、頷きながらも新たな感想を述べられ。
「すぐに、次のをお持ちしますね」
 それを聞いた梅花は笑顔を絶やさぬまま、良いスタートを切ったと確信。
 さらに満足してもらうため、調理場へ舞い戻った。

 続いて、飯神様はビールを片手に。
 ラー油が添えられた焼き餃子の一皿目を口へ運び。
「この辛いたれが、食欲をそそる‥‥それに餃子の焼き加減も丁度いい」
 頬を緩ませ、また膨らませたのちに。素直な感想を述べ。
「こっちのは喉越しも良いな‥‥辛いたれと合わさって、いくらでも喰えそうだ」
 量は少な目だが、用意できた水餃子のほうも。
 ちゅるっと飲み干すように、神様が頬張り。どちらの皿も綺麗に完食すると。
(飯神様の食べる速度に対抗するため、以前読んだ漫画のような高速餃子作りを実現できないものか‥‥)
 空(から)になった皿を下げ。
 追加の餃子作りへ向かうなかで、桜花も何やら。たくさん食べてもらうための思考を巡らせるが。
「まぁ、それは課題とし。今回は普通に作りますか」
 結局は、先ほどと同じ調理方法でもって。二皿目の餃子作りへ取り掛かり。
「皮の色は唐辛子か、危ない美味さと聞いているが‥‥どれどれ」
 また実食中の飯神様はというと‥‥真っ赤な超激辛の焼き餃子、レッドフレイム改の一皿目へ箸を伸ばすところで。
「おお、これは強烈‥‥だが。強い辛みのなかにも、しっかりとしたニンニクと肉の旨味が感じられる」
 それを食した神の顔が一瞬だけ、ボッと朱色へ染まったものの。
 味が気に入ったのか、ほんの数秒ほどで一皿目のレッドフレイム改を食べ尽くし。
「よし、おかわりだ――お前たちも食べるといい」
「「!!!」」
 追加の来世餃子を所望。
 二皿目、三皿目、四皿目――と。心ゆくまで飯神様は、来世人らとの食事を続け。
 ‥‥‥‥。
 ‥‥。
 数刻ののち。餃子パーティが皆の満腹にて幕を閉じ。
「では要望を聞こう、どんなメシを望む?」
 目的の餃子を堪能したのか、満足気味な飯神様からの問いに。
「じゃあ、多大な体力と引き換えに。口から魔法の火を吐けるようになる激辛餃子‥‥それをひとつ☆」
 ミアは『魔的な火炎効果』を有する、神メシを望み。
「いいですね! 激辛の餃子でなくても、辛い食べ物で火が吐けると強そうです!」
 マリンもまた、その案に同意を示し。
「私は、魔法的な力を得られる‥‥おにぎりとかですかねえ。いざという時に便利そうですし」
 対して、梅花は『魔的効果』の付与。
 それを可能にする、神メシを望むようで。
「そうですね。多椀の幻影を纏い、力を上げることができる‥‥ホウレン草のお浸しなどを」
 続けざまにカミラが。『阿修羅王真言のような魔法効果』&『筋力の増強効果』を持つ、神メシを希望すると。
「なら、あまりの酸っぱさに精神力などが向上する梅干しとか。そういったモノをお願いします」
 桜花も希望として。心技体の内、『心の増強効果』を有する――神メシの案を挙げ。
「あの‥‥化身への理解が深まるような。そのような食べ物を作っていただけたら、ありがたく思います」
 最後にナラが。『化身知識に対する何かしらのプラス効果』を持つ、神メシ案を挙げるとともに。
「甘いモノ‥‥どら焼きとか、いかがでしょう?」
 頭に栄養を与えるということで、甘味系の作成を勧めたところ。
「フンフン、どれも良い案だ。楽しみに待っているがいい」
 全ての案を受け取った飯神様は。
 神メシを作り次第、来世人ギルドへ届けるとの約束を交わし。
「それじゃ良いモノを‥‥お願いします!」
 程なくして、滞在期限が訪れたのか。
 神代をあとにする流々子ら、来世人の帰還を見送った。



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参加者

a.折角ですで、どこどこ量産致しましょう。
藤枝梅花(ka00566)
Lv144 ♀ 22歳 神陰 来世 麗人
a.ラー油など前回の餃子で作成した物は用意させて頂きます
藤枝桜花(ka00569)
Lv172 ♀ 23歳 武忍 来世 大衆
c.カミラの手伝いで参加☆ 香港を深夜特急した時は、食堂でバイトしたしね☆
ミア・カイザー(ka00679)
Lv181 ♀ 24歳 陰忍 来世 異彩
b.では、神様のご要望にお応えしまして、激辛餃子[レッドフレイム改]を。
カミラ・ナンゴウ(ka01313)
Lv144 ♀ 23歳 忍僧 来世 大衆
c.汚れたものを洗ったり等でお手伝いしますね
根子ナラ(ka01549)
Lv90 ♀ 22歳 神僧 来世 異彩
c.お手伝いとインタビューさせてもらいますね☆
マリン・カイザー(ka01727)
Lv148 ♀ 21歳 陰流 来世 麗人
 あたしは野菜をガンガン刻むわよ!(包丁を構えつつ)
立花流々子(kz00022)
♀ 22歳 武陰 来世人