【RSP】春日ノ小散歩

担当 黒鳥
出発2018/04/08
タイプ ショート A(Lv250以下) 冒険
結果 成功
MVP 莱堂凌駕(ka00613)
準MVP 霧ヶ峰 えあ子(ka01260)





オープニング

◆ブラっと旅事件
 寛永18年の春が訪れ。
「‥‥!」
 今日も今日とて、ギルド員仲間の誰かしらが。どこかの土地へ出掛けていくなか。
「よーし、海でも見に行くか!」
 暖かな陽気に、心躍らせた莱堂 凌駕は――今日を休みとし。

登場キャラ

リプレイ

◆海老化身を倒せ
 うららかな春の散歩、その予定であったが。
「「――!」」
 下着を切られ、泣いていた『人魚』たち。
 いわゆる善い妖怪を助けるべく。
「せっかくの休みだけど、困ってる人魚たちを放っておくわけにはいかないよな」
 身構えたまま、気合を入れ直した莱堂 凌駕は――。
「そうだね、あたしたちでパパッと解決しちゃおう♪」
 同じように身構える、霧ヶ峰 えあ子と短く頷き合い。
「「エヘヘへ」」
 来世人ギルドの一員として、エロい‥‥もとい悪い妖怪『エロ切り』&『ミニエロ切り』の群れ。
 それら化身の退治を目的にし。
「私‥‥来世人様は何度か見たことあるけど、お話ししたの初めてなのー」
「あっ、私も――」
 羞恥心などよりも、来世人への好奇心が勝ったらしく。例の人魚たちが上半身裸、半身魚のままキャッキャするなか。
「困ってる‥‥よな?」
 そんな、彼女らとの――空気の違い。
 そうしたモノを、凌駕は何となく感じた気がしたものの。それはそれとして。
「とにかく観念しな、エロ妖怪ども! 一匹たりとも逃がしはしないぜ!!」
 手にした退魔剣の切っ先、それを退治宣言と同時に。
 眼前の敵集団へ向け、バシッと決めると。
「「きゃー♪」」
 カッコいいと気分を高ぶらせる、人魚たちの声に混じり。
「「ワー!?」」
 来世人から逃げ出すべく距離を取った敵集団の一部。
 少しばかり知性のあるエロ切りどもからは、悲鳴ぽい声が上がったようで。
「「へへへ」」
 それと一緒になって蠢く、ミニエロ切りどもの姿や数を。
「‥‥とはいえ、ちょいと数が多すぎるな」
 凌駕が前進しながらも、再び確認するとともに。
 どう攻めようかと呟いたところ。
「だいじょうぶ、凌駕くん♪ あたしに任せて♪」
 何やらイイ考えを思い付いたのか、えあ子は満面の笑みを浮かべつつ。
「ちょっと上半身脱いで、群れに突撃してくれたら。後はどうにかするから♪」
 その行為が、エロ敵集団の足止めなどへ繋がるから‥‥と。
 ほのかに嫌な予感もするような、そういう提案を告げ。
「脱いで戦うってことか? よくわかんねーけど、えあ子の案に乗らせてもらうぜ!」
 対し、凌駕もまた。他(ほか)に案がないのはさておき。
 仲間への信頼をもって、迷いなく応え。ババッと短パン水着姿になったのち。
「つー訳で‥‥」
 海方面へ逃亡、それを懸念しての上級魔法――韋駄天仙道真言と猿飛ノ術を順に成就し。
「エロ妖怪どもは、改めて観念しな!」
 本格的なる、悪い妖怪退治へ取り掛かった。

◆群がる海老化身
 脱衣の直後。
「オラオラ、脱がせるもんなら脱がしてみな!」
 水着状態で駆け出した凌駕、その頼もしき後ろ姿を目にし。
「きゃー♪ 素敵―♪」
「あーん、いい身体♪」
 キャッキャし続けたり、ハァハァし始めたりと好奇心全開に。
 思い思いの応援をする人魚たち、そんな彼女らについては。とりあえず今は放っておくとして。
「モウ少シ、紐ッポイノガ切リタイナ‥‥」
「イケル、イケル‥‥ヘへへ」
 短パン水着に注目したエロ切りども。少し思考にバラつきはあれど、この悪い妖怪は紐を切りたいという霊修に従うようで。
「「へへ‥‥」」
 それは、ミニエロ切りの群れも変わらず。
(まぁ、野郎の水着姿なんか誰得だが。さすがに‥‥えあ子を危険な目とか、遭わせる訳にもいかないからな)
 そうした各所からの視線を感じつつも、凌駕は性格と合わせ。
 今回の散歩を決めた、その責任や。仲間などへの思いをもって、囮役の引き受けを続け。
「‥‥ッ!」
 紐を切るべく、エロ敵集団が向かって来たところで――。
「まずは右側のから、二発目は左側のを狙うよ!」
 どうにかするとの宣言通り、十数m後方の待機場所にて。えあ子が効果上昇ノ舞を伴った、仙級の素戔嗚息吹迎えノ舞。
 仲間を巻き込まぬよう放った、その吹雪な一撃を。右方面のエロ妖怪どもに浴びせ。
「「へ――」」
 蒟蒻のごとき厄介な身体を持ち、ヌルヌルっと蠢いていたエロ切り・ミニエロ切り。それら数体を一掃した。

 と。凍結効果も伴う攻撃を受け、瀕死状態へ陥ったエロ妖怪仲間を見てか。
「「ヒェ‥‥!」」
 またもエロ敵集団の大半が、逃げ出そうと反転し。
「「わぁ♪」」
 相も変わらず、応援中の人魚たちから。
 来世人の活躍を喜ぶ、そんな歓声が上がるなかで。
「――二発目、いくよ!」
 今度は。超高速ノ舞を伴った素戔嗚息吹迎えノ舞、それなる一撃を引き続き。
 範囲内への影響を考慮しながらも、えあ子が左方面の敵集団へ放ち。
「「ゲヘ‥‥」」
 威力を半減したエロ切りのほうは、瀕死状態にはならなかったが。凍結状態には陥ったらしく。
(まとめて一網打尽にしたほうが、効率いいんだろうけど。凌駕くんを囮にしただけでも心が痛むのに‥‥さすがになぁ)
 ほとんど一発目と同じような結果に、何かしらの思いを浮かべる――彼女の前方では。
「寒いけど、我慢‥‥!」
 吹雪による寒気に身震いしつつも凌駕が。
 どうにかこうにか‥‥上級の帝釈天神通真言、その成就を終え。
「動きが鈍っているところ、悪いが‥‥!」
 退魔剣と、舞い戻りの秘術が施された十字型手裏剣を用いて。左方面の凍結状態なエロ切りを中心に、トドメを入れ始めており。
「紐切ラセロー!」
 それでもなお、霊修に従い。
 彼の短パン水着を狙って来る、残りのエロ切りどもや。
「‥‥へへ」
 ミニエロ切りの群れに対しては。
「それじゃ足止めのためってことで‥‥あたしも、ひと肌脱ぐとしますか♪」
 えあ子自らも、上着を脱ぎ。
 下着のモノらしき布地を見せ付けることで、それらエロい目を後方へ向けさせた。

◆退治を終えて
 こうして、えあ子の脱衣行為により。
「「へへへ!」」
 エロ切り・ミニエロ切りどもの狙いは、何とか分散した模様で。
「とにかく、えあ子が襲われそうになったら。すぐにカバーへ回れるよう、猿飛ノ術を維持しとかないとな‥‥」
 そんな――少しといえど、柔肌をさらした彼女も守るべく。
 先ほど以上に、凌駕が気合を入れ。
「「――ッ」」
 悪い妖怪どもと戦い続けた結果――。
「「へへへへへ」」
 海側へ逃げ込んだミニエロ切りども。
 それらを追ったさい、喰らった不意打ちによって。短パン水着の紐が多少痛んだものの。
「悪い子は、お仕置きしないとね」
 いく度目かの素戔嗚息吹迎えノ舞を繰り出す、えあ子との力を合わせ。
「「‥‥ギャへ」」
 エロ敵集団の数を、残り数体まで減らすことに成功し。
「よっしゃ、残り一体!」
 最後のエロ切りへ。
 凌駕がトドメを入れたところで、今回の悪い妖怪退治は幕を閉じ。
「さすが、来世人様~!」
「お二人とも、お強いわねー!」
 何度目の歓声とともに、喜々とした表情で。寄って来た人魚たちへ向け。
「あんた達。たしか‥‥娘さんを助けたことで、酷い目に遭ったんだよな? ありがとうな――」
 紐が切れかけた水着、それを手で押さえたまま。凌駕は逃がしたという娘に代わって、礼を述べるも。
「えっと。まぁ、あれだ‥‥そういうことだから」
 上半身裸な、彼女らの姿に気付き。
 顔を真っ赤にしながら、慌てて目を逸らしたが。
「で、えあ子は‥‥!?」
 続けて声を掛けた仲間も、上半身を少しはだけた状態だったため。凌駕はまたも目を逸らし。
「見てない! 何も見てないからな!!」
 そう述べる、その言葉と対応に。
「あはは♪ ま、皆からのサービスということで♪」
 仲良くなった人魚たちともども、えあ子は――。
 大丈夫あるいは気にしないで、との言葉をもって。にこやかに応え。
 ‥‥。
「ふふふ。わたしたちのこと助けてくれて、ありがとう!」
「また、どこかで会いましょう!」
 程なくし。回収した貝殻下着を手に、人魚たちが海へ戻っていき。
「「‥‥」」
 それを手を振り、海岸部から見送ったのち。
「何だか、すげえ疲れたけど‥‥せっかくだし。もう少しだけ遊んでくか?」
 もとの着衣へ着替えつつ凌駕が、引き続きの散歩へ誘うと。
「そうだね♪ お腹も減ったし、何か食べて帰ろうよ♪」
 同じく。すでに着衣を整えたのか、えあ子も笑顔のまま頷き。
 お昼は――海老、それ以外の何かを食べることに決め。
「「~♪」」
 来世人の二人は再び、海岸周辺の春道を。
 ともに楽しく、ブラブラと気ままに歩き出した。



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参加者

a.よっしゃ!よくわかんねーけど乗っからせてもらうぜ!>えあ子
莱堂凌駕(ka00613)
Lv206 ♂ 17歳 忍僧 来世 質素
c.だいじょうぶ♪ あたしにいい考えがあるよ♪
霧ヶ峰えあ子(ka01260)
Lv215 ♀ 16歳 神僧 来世 麗人